「 ささくれ。 」
PULL.







乳首をつねる痛みも鈍くまだ愛してないと呪文を唱える。

服を着て服を脱ぎまた服を着て下着はいつもつけないで。


終電も乗り過ごし胃に溜まったあなたの精液が想いホーム。

窓を放ち血走った月に犯されおまんこの眼おおきく裂ける。


ささくれ立ったことばひび割れた唇から出してみても血まみれ。

生まれて欠落した墜落してくるようなことばずっと待っている。


いきそうになると首を絞めるこんやのおとこはきっと星の王子様。












           了。



短歌 「 ささくれ。 」 Copyright PULL. 2008-09-27 07:07:34
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