迷路(十八)
信天翁

           お目にかかったのが
       必然ではなかったでしょうか
 公園の木洩れ日がほほえんでまぶしかった
                あの日に
  
            おわかれしたのが
       偶然ではなかったでしょうか
ターミナルで約束の時刻をお互い勘違いした
                あの日に

             そうです 所詮
     わたしたちの四次元のパノラマは
   一幕の茶番劇ではなかったでしょうか

         窓のない部屋でお互いが
    自分勝手に狂喜乱舞していたような
      そんなお粗末すぎた・・・・

(迷路に踏み入れた喜劇俳優を演じたりして)


自由詩 迷路(十八) Copyright 信天翁 2008-09-21 19:33:48
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