バーチャルに住むということは、いつか壊れるという不変の結末を少しだけ早めるということ。
ピッピ

全席でセブンスターの煙立ちブラヴォが響く深夜のガスト


世界には苦痛もあると知るだろう彼女もきっと母になるから


根を張ればAV機器が増えすぎて自分探しの旅も出来ない


昨日から会話もしてくれない君のタイポグラフィで書いたような字


屋上の鍵を盗んで縦笛を吹けば世界の一部の君に


宇宙人が核弾頭をばらまいて僕のテストは白紙のままだ


冷凍庫の霜を何かに使うとかそういうことに費やす二分


今、津市のサークルKの目の前の信号は青、信号は赤、


「おとついのプラットフォーム」「ホームじゃない?」窓の隙間に靡く襟足


戦争もようやく終わり世界には処女膜のある動物だらけ






短歌 バーチャルに住むということは、いつか壊れるという不変の結末を少しだけ早めるということ。 Copyright ピッピ 2008-09-08 23:06:40
notebook Home 戻る