大切な君へ
ヒロシ

変わらないものなどない
終わらないことなどない

もう君を抱きしめることも
触れ合うこともできないと
気づかされた夜

僕はただ立ち尽くし
途方にくれて
涙も出なくて

君の隣はあまりにも居心地が良くて
本当にただ愛しくて

だけど気づけば
君は僕と違う未来を見つめていた

変わらないと信じていた愛さえ
変わってしまう現実

もう
会えないわけではないけど

君と叶えられなかった夢や
約束を思い出す

そして僕は
孤独な自由を抱いて
歩き出す

君を愛せて
僕は幸せだった
言葉にできないほど

最後には
あふれんばかりの感謝の気持ちしか
出てこない

これからも
心の片隅で
ずっと愛し続ける君よ

どうか
幸せになって


新しい扉を
開こう


自由詩 大切な君へ Copyright ヒロシ 2008-09-04 04:18:04
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