夢枕
yoyo

涙にぬれた街角や草木の生える路地裏で

煙草をふかし帰宅する

わが道は遠くにあるけどつかめると


祈りは遠く何百光年の彼方にあって

叶うものと信じているが

星空みえない都会の空の下にて思う


誰の為の生きる訳でもなくて

生かされているからこそ多難がある

苦労すればこそ輝ける未来を夢みる


枕元には携帯と本の山が築いてあって

寝付けないときには

ガラス窓をあけて仰ぎみる夜空


秋の気配のする頃は

大抵台風が訪れるけれど

それが恵みの雨となりうることもあり


近眼の目に1等星だけみえて

祈りを託して布団をかぶる

宵のうちに正夢をみて跳ね起きて


起きれば陽光と朝露がきらきらし

本当に叶うこともあるだろうと

信じて進む希望の道


自由詩 夢枕 Copyright yoyo 2008-09-04 01:30:07
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