( 星屑ノ唄 )
服部 剛
僕がみつめるひとはそっぽを向いて
僕をみつめるひとと目を合わせずに
交差点ですれ違いゆくお互いの間にはいつも
この手に触れ得ぬ、宙に浮いた
空気の破れ目がある
立ち止まり
誰も気づかぬ破れ目の穴を
覗きこむ
無限に広がる宇宙に
青い
惑星
(
ほし
)
は
ぽつんと独り
星屑の合唱に耳を澄ましていた
自由詩
( 星屑ノ唄 )
Copyright
服部 剛
2008-08-28 01:02:29
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