思春期の跡は凸凹
詩集ただよう

PETボトルが爆発し、粉砕
ホログラムよって分譲型マンション階下にひねもす
頭が高い
双子座の球児、よもすがら蟹座の次女を思い詰めミルク
順番も理解らないまま嫁が施す手料理―その白昼夢の毛先
ウィッグ、然り、塩化ビニル製
民営化の走り、逞しき太股にそわす
猿の玩具に託すシンバル
やや
今一度シンバル
波動争う運動会の朝礼に合わせ町内会長
ベランダ立ち昇るスタイリッシュカーヒの怪煙
朝方フルーツ委員会より弾き出されし
氏トマト潰す
潰して回る
すらりと伸びし
指の狭間に大地の朱肉
脊椎に根を張る額と苗の麗しきバランス
スキップさせる幻影と


自由詩 思春期の跡は凸凹 Copyright 詩集ただよう 2008-08-17 06:55:34
notebook Home 戻る  過去 未来