歩くワカメの集まるバー
詩集ただよう

ここは第六世界太陽系惑星地球・日本国東京都四丁目のバーの中。

私はバーテンに言った。

「二、三個前のさっき、私が飲んでいたカクテルは料理だね」

バーテンはシェイカーを振るのを止めずに下を向き、微笑んだ。

「口が喜ぶよ」私は続けた。



スピーカーから流れ出る音が私の神経を叩いて振動させている。

フロアには歩くわかめ達がいる。

私もそれの仲間入りをした。

皮膚で音の海を泳いでいると、私は友達を見つけた。

「やあ、初めまして久しぶり。君の名前はなに?」私は友達に聞いた。

「僕はキミノ・トモダチです」

「キミノ・トモダチか、いい名前だね。ではまた」

私は私の友達のキミノ・トモダチと別れた。

六十階の窓からテーブルの上にある煙草をとると、バーテンが次の料理を出してきた。

アルコールの入った冷製トマトスープの味がした。




自由詩 歩くワカメの集まるバー Copyright 詩集ただよう 2008-08-13 17:49:17
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