五時の消滅事
くあせ@ふじこ




どうなってしまってもいいんだ
何時に目覚めようが
青白い光が
何時間も何時間も
眼球を痛めつけたあとで
朝焼けを見た
満たされてゆくようで
何も満たされないような
疲弊しているのは肉体かどうか
からだはただ眠ろうとしているらしい
窓際のベッドが死蝋のようににたたずんでいるその上で
次の朝はいつになるんだろうかと
ぼんやり考える




自由詩 五時の消滅事 Copyright くあせ@ふじこ 2008-08-13 17:08:49
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