宙の夜
松本 涼


ひび割れた
石の階段で話そう

どうせなら
星も呼ぼう


僕らも宙に浮いてる


お昼ごはんを
考えるより
大事なことがあるんなら

きっともう
眠ったりしない



きみの好きな光で包もう

どこに何が
あるのかそんなの
秘密でもなんでもないよ

気が済むまで
バラバラにすればいい


そのまま
どっかへ行ったって

それはぼくの
後ろへ回っただけさ



ひび割れた
夢の隙間に潜り込もう

身軽なかっこで
会いにおいで






自由詩 宙の夜 Copyright 松本 涼 2004-07-22 00:01:08
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