夏音
よしおかさくら

音が耳に飛び込んできた
窓を開けただけですぐ
世界の動きがわかる

工事してビルを造る
飛行機の飛ぶ
車の徐行して走る
子供たちの笑う
烏の飛ぶ
自転車の走る
人々の話す
犬の吠える
打ち水する

もう
日が暮れたのだろう
帰宅の靴音がする


自由詩 夏音 Copyright よしおかさくら 2008-07-30 14:21:06
notebook Home 戻る
この文書は以下の文書グループに登録されています。
創書日和、過去。