夏は朦朧と
フクロネヅミ

女の子の水着のパンツを
全部ハサミでちょん切りたい
そしたら本当の夏が来る
泳がず浸かる今の僕は
頬のゆるみが止まらない


無駄に駅の階段に座る
汗ばかりが噴き出るけど
ちょっと斜め上を見上げれば

ほら

僕はもう
笑いたくて仕方ない


深夜
神様のようにろくでもない
そんな番組を見ながら
僕は黙々と自分を慰めている

今日のことを足してやると
ちょっと胸が キュ
とする



窓を開けて


開放感



新しい酸素に
てんごクラっとする






  


自由詩 夏は朦朧と Copyright フクロネヅミ 2008-07-23 18:24:22
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