Muから貴女様へ
マツモト

空間と空間の境目は見えないものでして
本当はいくつもの立方体によって作られているであろう
この空間も
1つの大きな立方体として展開されていくのでございます

そのいくつもの立方体も いくつものいくつもの
所詮は立方体なのですが、たまに
ごく まれに
正三角形が偶数個、存在していると言えば
なんとなくドロップは溶けてゆくのでは
解けてゆくのでは 説いてゆけるのでは
ないのでしょうか

しかし 立方体の境目が見えないから離れていると
判断して善いものでは無く
見えているのだ、といくら言い張っても
隙間は無いのであーる!とは言えないもので
ところどころに 隙間を持ち
レモンの紅茶は流れてゆくのでございます

つまりブラックホールの先にあるのは「無」では無く
「Mu大陸」でも無く

つまりは大量の手紙と紅茶の海が広がるばかりで

まとめて言うのなら つまりは貴女様からの返事が来ないので
寂しいなーと思う私の事でございます。


自由詩 Muから貴女様へ Copyright マツモト 2004-07-19 11:32:39
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