猫背のあめふらし
しろう
雪の降らない夏は
やさしく壊れる背中が丸くて撫でた
ソフトクリームより黒髪が甘くて舐めた
去ったり去られたり
さらわれたりしながらも
おれは海に拾われたグニャグニャのあめふらしで
またいっそう猫背になっている
自由詩
猫背のあめふらし
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しろう
2008-07-12 14:55:30
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七行詩