時空の篩
信天翁

あのころは
     あすもまた
「時」が安産をかさねる
    とつねにおもっていました

それが
   このごろでは
         きょうもまた
「空」が流産をくりかえす
    とおもうようになりました

そして
   いつの日にか
「時」「空」は
       ジュピターの篩いにかけられ
死産として処理されることでしょう








自由詩 時空の篩 Copyright 信天翁 2008-07-05 09:19:28
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