プリーズ スマイル
秋也

体を絡ませれば溶けていき
心を絡ませれば映画のように終わってしまいそうで
ただ狭いベッドでずっと手を繋いで
起きたら
笑って
「おはよ」って言いあいたいだけなのに
朝も昼も夜も過ぎていく
ベッドの端と端で
背中で向き合って
泣いている
いつも満たされながら泣いている
「ねえ、笑おう」


自由詩 プリーズ スマイル Copyright 秋也 2008-07-01 04:43:02
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