朝が来る。
プル式

人生に空想はたくさんだ
くたくたになるまで働いて
よれよれになるまで歩き続け
家に帰り着けば誰もいない

そんな話はたくさんだ
疲れたとかつらいとか
悲しいだとか寂しいだとか
眠れば朝になるんだから

そう
朝は来る
それはどうしようもないくらい
ある意味押し付けがましくも
朝は来る
そうして一日が始まる

いや、それは一日の始まりではなく
むしろ全ての終焉を迎える為の儀式の様に
朝が来る

それはどうしようもないくらい
新しい朝が。


自由詩 朝が来る。 Copyright プル式 2008-06-28 00:14:44
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