きもちわるいおれのよるんぽ
うおくきん

きもちわるいおれ。
きもちわるいおれ。
ふみんしょうで、しんや、まちをあるいていたら、みちばたでおじいさんがわかものになぐるけるのぼうこうをくわえていた。
つよいなー。おじいさん。
せんそうけいけんしゃだけはある。
ぼうりょくにちゅうちょがない。
あらかたおわったあと、「凄いですね」とはなしかけると、「見た目で判断するガキが多すぎる、自分から絡んできておいて、このザマだ」とわかものをける、ふむ。
なきごえがひびく。
あたりはまっくらやみ、ぼくもぼうりょくしょうどうがフルになってきたので、おねがいする。
じゅうぜろでまける。いたいなー。いたいけどいい!!
ボコボコにはれあがったかおでぼくはにやりとわらって、「また会えたら、お願いします」と、きろにつく。
「またなー」とおじいさん。
「俺も長くはないからなー」とおじいさん。
ぼくはともだちがひとりもいないので、ともだちができたきぶんだった。
うれしいな。
またあえるよね、おじいさん??
ああ、おじいさんにはともだちはいるのかな??


自由詩 きもちわるいおれのよるんぽ Copyright うおくきん 2008-06-26 03:14:32
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