メダカ風鈴と縁側
たもつ



軒下で鳴ってる
縁側ではいつも同じ場所で躓いてしまう
窓は池
今日も小さな沈黙を保ち続ける
外の通りを
笑わない男の人が歩いていく
僕らの小学校
黒板の右、日付の下では
誰かがまだ日直をしている





自由詩 メダカ風鈴と縁側 Copyright たもつ 2004-07-13 08:22:35
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