とどまらない
さくらほ
窓越しの陽射しが
薄いまぶたを通過する
汗ばむ髪をかき上げると
晩夏が私に混ざり合って香る
あの日に帰りたい
そう思ったことの無い自分が
幸せなのか不幸せなのかわからぬまま
季節がまた廻る
自由詩
とどまらない
Copyright
さくらほ
2008-06-05 20:35:08
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