「せっこう」
あのしろいせっぺんを
たとえばたわむれにくちにふくんで
したをはわす
さくらんぼのくきがむすべないしたは
おずおずとたしかめて
ぎょうぎのわるいおとなんかたてるんだ


「むね」
みじかいしたでなでる
てのひらはしょっぱい
いぬのそれをもしてなめる
なまぬるいおどりば
まどがひかりでじゅうじをきってる


「しろっぷ」
なんてわるいひびき
いまならいくらだっておどれる


「つき」
ゆかにねそべってみる
まるでさかさまのよる