バベル
吉岡ペペロ

胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


 春にむかう夏のように

 朝だけど黄昏のように


胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


自由詩 バベル Copyright 吉岡ペペロ 2008-05-26 21:07:14
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