本に入る
服部 剛
この胸からすぐに薄れる
「決意」の文字を
もう一度
彫刻刀で、私は彫る。
自叙伝の
頁
(
ページ
)
が
いつまでも捲れない
薄っぺらな冊子にならぬよう
一冊の本を開いた
空白の頁に
私は足を、踏み入れる。
自由詩
本に入る
Copyright
服部 剛
2008-04-27 22:33:17
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