「止まない雨はない」
プテラノドン

とはいうものの、
晴れ間はみじかい。
フレーズとフリーズの繰り返し。
真夜中の渋滞、
看板のむこう側に廻れば、延々と、
点々とひろがる迷わないための目印
である意義を放棄した豆つぶ大のそれら
生きているんだな。
濡れた大気もそれらしく見えるし、湯気で
滲んでいるな。
茹でた豆電球。
テーブルクロスの上で
表面化する
固有化する、
人々。



自由詩 「止まない雨はない」 Copyright プテラノドン 2008-04-11 03:02:11
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