夢のキリン
たもつ

夢の中でキリンと友だちだった
野原や森を走り回って虫とりをした
僕の運転でドライブした
キリンはサンルーフから首を出して
ご機嫌に歌った
作ってきたお弁当を文句ひとつ言わず
ウィンナーも卵焼きも食べてくれた
普段は無口なのに良くしゃべった
砂浜に座って夕日を眺めた
たぶん昔からの友だちだった
何故かわからないけれど
もうお別れすることになっていた
夢から覚めて
キリンに手紙を書いた
書くべきことはわかっていた
手紙を渡すためにまた寝た
二度と会えなかった


自由詩 夢のキリン Copyright たもつ 2008-04-04 14:11:33縦
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