春の宴
寅午
桜の木のしたに
うたげの輪をつくり
あちらでも、こちらでも
春のうたげは真っ盛り。
桜の木が、うかれて
お酒を飲みすぎて
くしゃみをする。
パッと
桜吹雪が舞い
うたげの輪が盛り上がり
人々は明るく笑いあう。
とびきりのご馳走で
とびきりの言葉で
春をもてなそう。
花でよ
桜でよ
おらが国の自慢でよ
花見だべ
春のうたげだべ
今宵も
月の上では
月ウサギらのうたげが開かれるとよ
空に、ロケット打ち上げて
ウサギのきぐるみかぶり
月ウサギの輪のなかに加わろう
自由詩
春の宴
Copyright
寅午
2008-03-31 20:06:00
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