ベランダの橙に光る高速道路を
ブライアン

テーブルから見るベランダに、橙に光る高速道路の景色はあった

白く、薄い、カーテンから透ける橙の光は、
いつもと変わらない部屋の景色に過ぎず、
光は、誰彼構わずに欲求を抱かせる原因だった

だが、

橙の光とともに訪れる、
壁を通過して訪れる、車の音が、
言葉と心を交錯させ、満たしていくのだった

クラクションは空に放たれる



自由詩 ベランダの橙に光る高速道路を Copyright ブライアン 2008-03-28 13:30:02
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