ポリリズム
R

ずっとずっとって、うわごとのように恋繰り返す君と。
ただ繰り返される単調なリズム、僕のうた、届いてる?

確かな約束を即物的なもので補うのは簡単、と僕は言う。
君の指、耳、赤銅の煌めき。
嬉しそうに君は囁く、白と生成の光瞬きを。

ただ単調に抱きしめるしか出来ず
「自身のリズムに忠実に動くあなたが好き 」
なんて言葉に甘えてたんだ。


ずっとずっとって、虚空手を伸ばしながら胡乱な目で。
ただ触れることしかできず、君の小さな体は僕の中すぽりと。

君のなか僕は煌めきを。
離れてしまう事への不安に怯えてるのは僕だけじゃない、
気づかなきゃいけなかったんだね、ぬくもりだけじゃいけなかった。


自由詩 ポリリズム Copyright R 2008-03-18 23:06:51
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