過ぎ去った日
Etuji
かげろうのように
まなざしが彷徨う
冬のやわらぐ日差しのしたを
梅の木のみえる道をゆく
いくつかの季節のかどをまがり
いつのまにか
長い影が畦にのびる
ふりかえれば
遠く
畑のむこうまで
だれもいない。
自由詩
過ぎ去った日
Copyright
Etuji
2008-03-18 13:10:32
縦