生・死演戯
アハウ

舞台は 一つ
この火宅 娑婆世界の巡り にて

台詞は 一つ
私は意志する

友だちとの何気ない会話 なごむ
阿修羅のごとく キーボードを打ち
投げ出された本の ページ ページに

アイスコーヒー タバコ ノート ボールペン
小道具が出揃ったなら

孤高の詩人のようにペンを走らせた

友という役者が配置されたなら
微笑で交わす 即興 台本


舞台は 一つ 娑婆世界

生・死を乗り越えて
達成すべき 意志

捜し求める 日々
探査を続けて
書物 書物の扉を叩き

教えを請う

生・死さえ 一つの演出
輪廻転生を越えて 伝えるべき ものが在る

目を開けと
人と書いて ペンは止まる
草木を思い 虫はすだくか
大地 弓しなる 日本
アメリカ ヨーロッパ アフリカに

確かに 生・死を越え出るもの
白光の魂でなく
肉体も心も 雲集し 集まりつつ 出来上がるもの

人 人と人 娑婆世界 
お望みになられるならば地球と

生死こそ 一大スペクタクル
私に あなたに与えられた

一大事

個と 個の雲集に
一大演戯で望もう

私の小さな 意志

         南無妙法蓮華経


自由詩 生・死演戯 Copyright アハウ 2008-02-12 17:27:09
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