銀河 ★
atsuchan69

誰の手にも負えない
お前たち自身の肌寒さが
漏れ吐く息の、
ごくまぢかに訪れて

今日もくたくたの
ダンボールと引換えに
アレやコレやすべてを燃やし、
煙りながら一日が終わる

 小賢しい、
 世の、
 いっさいを棄てた
 なれの果て

それでも此処には
ガラス瓶の底の数滴の酒と
人と人とを罵る、
災いだらけの口がある

赦しがたい、
夜の沈黙の所為で
お前たちは今夜、
この場所に眠るのだ

高架ごしに覗いた
かがやく星々を仰いで
――おやすみ、
‥‥銀河。

立去るぼくの声も白いよ















自由詩 銀河 ★ Copyright atsuchan69 2008-02-08 14:47:16
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