ある日

彼女の肩に小さなラベル

本当に見過ごしてしまいそうなほど小さいラベル

聞いても「何のこと？」って笑うし

思わず内緒で使ってた

合法ドラッグの副作用かとビビル

薬をしてない日

ＴＶを見ている肩を見ると

やっぱりそこには

俺を誘う

ラベルがヒラヒラ

あまり見ると俺の頭の中

疑うから

前に一瞬だけチラッと

『22』

ラベルの数字が俺を侵食していく


＊＊＊


可愛い寝顔見ながら

幸せをかみ締めていると

ふと

一握りの好奇心

全てを知りたいという独占欲から

そのラベルを凝視した

22


・・・男の数。