黄昏遊戯
未有花

沈んでく夕日みつめてひとりきり誰を待つのか知らない黄昏

さよならと言えないままに日は暮れて君と二人でどこまで行こう

終わらないあの日と同じ夕間暮れ悪夢にも似た遊戯は続く

いつまでも日の沈まない街角でひとりさまよう夢を見ていた

駆けて行く見知らぬ少女の影法師ひとりぼっちの街は夕暮れ

残照にわずかに残るこの想いやるせないまままた夜になる


短歌 黄昏遊戯 Copyright 未有花 2008-02-05 12:59:53
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