篝火
エスカルラータ



8月の太陽さえ迎え撃つ照明弾が脳を真っ白に染めていき成り行きを見守っていたオーロラがその輝きを潜めても



butという接続詞がとても嫌いでBecauseの後にクリアな透明が取り戻せる−そんなシンプルな細胞で出来た僕だから



「I just do it instead.」時の大食漢
不毛なスピーカー
いつまでもその一言が出せない君だから




わかりあえないという悲しみは人の心をマグネシウムリボンに変えて悪戯に火を点ける無差別な放火魔 金属で出来たドーナツが不実の音の揺れに反応し始まった∞を描く高速回転に非常停止スイッチなんてものはなく



不親切に作られた愁いを火にかけて神様に恨み言を言ったりしたものさ…ああ





篝火が
燃えている





自由詩 篝火 Copyright エスカルラータ 2008-01-31 21:01:37
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