赤とんぼ
たもつ

 
空をさす小枝のような
父の指に
赤とんぼがとまる
お父さん
声をかけると
赤とんぼを残して
父は飛んでいってしまった
驚かせるつもりなんてなかった
いい年をして、と
笑われるかもしれないけど
もう一度だけ
褒めてほしかった
 


自由詩 赤とんぼ Copyright たもつ 2008-01-29 14:33:47縦
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