ハレルヤ
umineko

先おくりに しさえすれば
それでよかった
ぬるくゆるい 水の底の

求めないという自由

厚く張った氷の下に
摂氏4度
凍れない水

流されろ
流されろ
氷になって
あるがままに

指を解いて
口を閉じて
そこを許せ
何も問うな

ハレルヤ

祝福しろ
どこか醒めた
私という摂氏4度

絶対の重みで
そこに横たう

交わらない
遠い意思の
飛び込むのが恐いだけ

あなたにはつかめない

私から
声をあげる

 
 




自由詩 ハレルヤ Copyright umineko 2008-01-26 00:42:57
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