明日のゆび
唐草フウ

つめたくてつめたくて、それでも、ひとりで
素直すぎる君 遠くからだけ旗を振ってる
近づけない

つなぎたいつなぎたい、ゆび、解かして
かさねあう心臓 くるしい
しんじられないまま、知らないうちに知ってしまった

こころのまま ゆだねて
君の手を待ってる
あたたまらないゆびをうつむかせればあしたが下を向く
その先にキララ・ツララ

約束をするのはいやだよ?
20本が交叉する
つめたいゆび あしたは
今からあたためてみればかわるかもしれない




自由詩 明日のゆび Copyright 唐草フウ 2008-01-24 18:53:05
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