ぶりょう
砂木

よりどころになる火は
つぐなう先をもす

じくの浅瀬に
なぎ払ったものが倒れ

喉が 海に泣く

制する夜は きたての波
しのぶ朝 しのぐ昼は 隠れ

ついえて春と
声 ひめる


自由詩 ぶりょう Copyright 砂木 2008-01-10 23:16:49
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