龍女と・・・
アハウ

立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
くねくねと
龍女と不思議な遊びをする

息を潜めて
白龍を見つめる

こちらへおいで
こちらへと
哀愁の目配せで
体をくねらせて
しなを作り
人肌の風は赤く吹くので
湿らせた部屋が
軟らかな繊毛の上を伏臥して動くようだ

腕を龍女に捧げると
白く彼女は散って

私の体に巻きついている



自由詩 龍女と・・・ Copyright アハウ 2008-01-08 11:22:17
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