迎春
信天翁

    ながれるものは きえてゆきます
     ひびくものは にげてゆきます
 あたらしいとしを むかえたというのに
  血のなかのこえが かすれてゆきます
             なぜか・・・
          いじらしいねがいと
 ささやかないのりとが 交錯するなかで
    regretの矢がのどにつきささって
あゝ 枯れ草いろの齢になったんですねぇ
        いつのまにか わたしは


自由詩 迎春 Copyright 信天翁 2008-01-01 21:43:52
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