黒蜥蜴のあかい夜
エチカ

つき/でした
あかいつき/でした///
/体に/ぺたり/と張り付いた/黒蜥蜴/の腕/模様を描いてい/ます
/夜の 中で///   ぺたり   ////インクをたらすように/器用にも


ポ /たり



汗ばんで//わたし/
苦しがって/おりまし/た黒蜥蜴の体の湿を/止めることができません/けれど露とも知らぬ/顔/ではりつ/いて//黒蜥蜴が/ダイヤ/を/抱えて
わたし/は窓のそばに座り込/みま/した/やはり夜/でした/永いあいだ/そこ/は/夜であなたはわたしで/そこにある/闇をどうにか


ひき ちぎって  //  しまいたくっ  て


気がつくとそこは無/じゅうりょく//がないクレーターあかい/あかい闇のやうな
よつんばい/のあなた
にぺた り/と黒蜥蜴がはりついて//いる/気がしてつめたい/コンク りぃと/
のやうな/よる
にわたしはあなたを/ひき ちぎ って/  しまい//たくって
はう/のをやめて/クレイたーのあかい/闇のなか
わたしの/てあかい/ちをだしてしま って/いて
さ けんだ


  あ

       あ
    あ


黒蜥蜴/が
きゅぅん/と/ないて/わたしの心もあか/く鳴いて
ちらか ってしま った/黒蜥蜴模様をつき/がひろっ て/あなた
ダイヤ恋しがって/
埋めたが った/のあかい闇/のあいだ/のあなた




のわたし//黒蜥蜴





自由詩 黒蜥蜴のあかい夜 Copyright エチカ 2007-12-26 20:54:26
notebook Home