廻天
氷吐

痙攣と猜疑心に抱かれた夜は一滴の琥珀に君を覗いて。
酩酊の底で視界を追うよ。渦すら干して破片を贈ろう。神を締め殺した指から銀輪が溢れて涙を拭いてくれると思っていた。

呼吸が苦痛で仕方が無いから滲む名前を叫ぶ事にする。


自由詩 廻天 Copyright 氷吐 2007-12-19 23:09:00
notebook Home 戻る