「6時前」
菊尾

視界は常時、光が触れてくる
手をかざせば影が口元を抑えてくれる
喉元は絞められるためにとっておくよ

どこに君はいる
僕は離れ方を探している

ごめんなさい

謝る声が逃してくれない
どこに君はいた?

底まで関わることを許されなかった


振り切った君は

正しいと思うよ


自由詩 「6時前」 Copyright 菊尾 2007-12-16 04:50:32
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