洪水の後で
吉岡孝次

消えたり、
浮かんだり。

突っつかれたり。
ゆっくり速く流れ去っていったり。

生きる苦しみを、すっかり笑い飛ばしたり。

「淋しかぁないさ。
 仲間だって ほら、こんなにいっぱい岸辺に打ち寄せられている。」


自由詩 洪水の後で Copyright 吉岡孝次 2007-12-09 21:32:39
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