ピンキーリング
愛心

私の小指は

からっぽ

伝説を思い出し

くるり

ナイフを滑らした

赤い 赤い 糸をひく

―この先に愛しい人が待ってる

信じてた

大好き だったのに

忘れちゃうなんて

嫌いにならせてよ

嫌いになれないから

あたし

ピンキーリング

外れないじゃない

涙が沁みる

痛いよ

あたしが欲しかった赤い糸は

こんなんじゃないのに


赤い糸=運命の人とは小指と小指が
赤い糸でつながっているという


自由詩 ピンキーリング Copyright 愛心 2007-11-26 19:34:55
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