ウォームス・ペースメーカー
酸素の枷

血が滴れ落ちる心臓を握る右手
潰さない様に一定のリズムを保ちながら
君が還って来るのを待っている

花はいいよね

寝そべる君の横にも咲いている
水をあげればいいだけだから
何なら僕の目から湧き出してる水をあげようか?

まだ 止まりそうもないから

リズムを崩さないように潰さない様に

これからどうしようか?
僕の右手はもう君の一部だ

一心同体ってやつ

単純たけど色んな物を見に行こう
世界が広いのは僕たちを飽きさせない為

元々クールな君だけど
体温まで冷たくしなくてもいいのに

でも 冷たい所がいいんだな

さぁ 行こう 一緒に

じゃあ 目を開けて

目を開けて

目を開けろって

まだ死んだ訳じゃあるまいし


自由詩 ウォームス・ペースメーカー Copyright 酸素の枷 2007-11-23 21:19:16
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