オーガニック鬼鬼。
うわの空。





尻切れとんぼ、の
行く先に
新しい季節が廻る

秋袷、
肌寒い朝夕の証
ビロードの闇、が
刻一刻と
たんたんと
たんたんと
急いてやって来る

太陽は宙へ嫁いだまま
半日は還れない
月なら星を連れて
暗闇で宴の最中、ふと
孤独に問いかけている

昼に独りの女と
闇に賑わう男、と
ほんとう、は
いつでも確執を羽織って
哀しく啼いている


赤とんぼ、
昼に孤独な女にも
見える色彩で宙を行く、のか


時折、彼女は
闇の中
袂を絞って立ちどまる


尻切れとんぼの行く先、を
口に出したら、
おやげない


自由詩 オーガニック鬼鬼。 Copyright うわの空。 2007-11-20 03:03:14
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