バケツ
プテラノドン
空っぽの井戸にバケツをほうり込む少女。
背後の鉄塔は風見鶏さながら―目撃者でもある、
目医者の男が言う。
「どっちを向いていてもかまわないよ。
指をさしてくれればいい。」
その日、言われたとおりに彼女は指をさした。
ほとんどそのまんま。
バケツは井戸に飲み込まれた。
自由詩
バケツ
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プテラノドン
2007-11-18 23:45:43