初冬の街
アハウ

夜の始まりは
もうそこまで来ている
この夕刻の佇まいに

街よ 街よ
幾千人の人が

整備された
君の歩道を歩む時

街路の樹木も色づき
寂しげに 落ち葉も 舞う
この風に

人影が大きく伸びて
弱まる太陽
何気ない道
歩む 人・人 

そして足音
こんな晴天に消え入る

店店に
イルミネーションの輝きが帰ってくる
長い夜を予感させて
灯る 灯

午後三時の太陽の位置は・・・

長い影に
初冬はけだるく始まり

夜の長さを
僕は計っている


自由詩 初冬の街 Copyright アハウ 2007-11-15 16:00:37
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