ゆっくり星空を見てて
ヨルノテガム




涙はチロチロと泉へ落ちて
もう両手ですくえるわね
相手がいないとできないこともあるわ
天の川のように涙のつぶは宝石にならないかしら
薬指はまだ空いてるの
わたしの素敵な小踊りを
あなたがこっそり覗いてくれてたら
わたしはもっと「可愛い奴」よ
天使のように映るかしら

あなたが冒険者の眼差しで星空を見る横顔が好きよ
風は優しく
わたしたちを冷やかす
お似合いになろうよ

パンを焼くわ
御飯を炊くわ
魔法使いは あなたよ
あなたの好きな動物になるわ
ヒヒーンや ニャオニャオで
ワンワンも チュ―チュ―も ピョンピョンも
ずっと いたずらして過ごすの

ごめんね、さっきは
わたしも悪かったわ
いくらあなたでも
わたしの夢の中までは
助けに来てくれないわよね わかっているわ

パンツ泥棒とまちがわれて追いかけられて
気づいたら わたしがノーパンだったから
いそいで そこにあるパンツはいたら
また まちがわれて追っかけられる夢よ、
もう見たくないな
情けなくって
涙出てきちゃった

まだこっち向かないで

ゆっくり星空を、












 


自由詩 ゆっくり星空を見てて Copyright ヨルノテガム 2007-10-29 02:44:36
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